
ダイマック製品
製品案内
ダイマックでは、6つのカテゴリ、計19種類の送り装置を提供しております。本ページでは、機能別に商品の紹介をしています。お客様の用途に合わせてお選びください。
必要に応じてオプションをご用意しておりますのでご確認下さい。また、各製品の価格は価格表をご覧下さい。
過去に販売した製品の情報は生産終了機種に掲載しております。弊社の品質保証規定は製品保証、サービスについてのご案内にてご確認下さい。
シリーズ選定のポイント
- シート材をメインに使用される場合は、Tシリーズを選択下さい。
- 材料への打痕、傷が問題となる場合は、Gシリーズ(グリップフィーダ)の使用をお勧めします。
- プレス回転域、材料幅、板厚に合わせて、下グラフからロールフィーダを選択して下さい。

※ グラフはプレス回転域、材料幅、板厚に基づいて各シリーズの選択範囲を示しています
Rシリーズ

エアシリンダによるリリース機構を搭載したスタンダードモデル。最大追従速度200spm、材料厚さは最大3.2mmまで対応。
| 機種名 | 材料の限界 | 最大プレス回転数[spm] | |
|---|---|---|---|
| 最大幅[mm] | 最大厚さ[mm] | ||
| R20 | 200 | 3.2 | 200 |
| R30 | 200 | 3.2 | 300 |
| R40 | 200 | 3.2 | 400 |
| R50 | 200 | 3.2 | 500 |
Jシリーズ

小型・高速応答を目指したエアリリース機構のロールフィーダ。非金属材料や薄板金属材料に適しています。材料幅は250mmまで、最大追従速度は300spm。
| 機種名 | 材料の限界 | 最大プレス回転数[spm] | |
|---|---|---|---|
| 最大幅[mm] | 最大厚さ[mm] | ||
| J06 | 250 | 1.2 | 70 |
| J15 | 250 | 2.3 | 150 |
| J25 | 250 | 2.3 | 250 |
Hシリーズ

電磁式のリリース機構を搭載したハイエンドモデル。専用エンコーダを使用し、最大1000spmまで対応。電磁式リリース機構により、エア配管が不要で材料加圧力も数値制御が可能。
| 機種名 | 材料の限界 | 最大プレス回転数[spm] | |
|---|---|---|---|
| 最大幅[mm] | 最大厚さ[mm] | ||
| H07 | 200 | 1.2 | 75 |
| H13 | 200 | 1.6 | 130 |
| H25 | 200 | 1.6 | 250 |
A-Aシリーズ

最大600spmまで対応。従来の高速NCロールフィーダより長い送りが可能で、材料幅は最大600mmまで対応。電磁式リリース機構によりエア配管が不要。自動板厚調整機能を備えています。
| 機種名 | 材料の限界 | 最大プレス回転数[spm] | |
|---|---|---|---|
| 最大幅[mm] | 最大厚さ[mm] | ||
| A40A | 400 | 1.6 | 120-400 |
| A60A | 600 | 1.6 | 150-600 |
Gシリーズ

グリップの面で把持し、材料を搬送。ロールによる搬送に比べて、圧痕が付きにくい。電磁式のリリース機構を採用し、エア配管は不要で、材料加圧力も数値制御が可能。
| 機種名 | 最大プレス回転数[spm] | 最大送り長さ[mm] | 材料の限界 | |
|---|---|---|---|---|
| 最大幅[mm] | 最大厚さ[mm] | |||
| TG4 | 1000 | 40 | 200 | 0.8 |
| G11 | 600 | 110 | 200 | 0.8 |
Tシリーズ

金型の左右に配置された2台のフィーダが、材料の送り込みと引き出しを行います。シート材をメインに使用される場合に適しています。
| 機種名 | 材料の限界 | 最大プレス回転数[spm] | |
|---|---|---|---|
| 最大幅[mm] | 最大厚さ[mm] | ||
| T20 | 200 | 3.2 | 200 |
| T30 | 200 | 3.2 | 300 |
| TR50 | 200 | 3.2 | 500 |
| TJ06 | 200 | 1.2 | 70 |
| TJ15 | 200 | 2.3 | 150 |
製品シリーズの特徴
ダイマックの送り装置は、下表のように各シリーズで異なる機構を採用しています。
| シリーズ名 | 使用用途 | 保持方法 | 送り方法 | 加圧方法 | 材料リリース<br />(通常動作) |
|---|---|---|---|---|---|
| Rシリーズ | コイル材 | ロール | モータ | ばね | エアシリンダ |
| Jシリーズ | コイル材 | ロール | モータ | ばね | ダイヤフラム式シリンダ |
| Hシリーズ | コイル材 | ロール | モータ | 電磁石 | 電磁石 |
| A-Aシリーズ | コイル材 | ロール | モータ | 電磁石 | 電磁石 |
| Gシリーズ | コイル材 | グリップ | モータ | ばね | ばね |
| Tシリーズ | シート材、コイル材 | ロール | モータ | ばね | T/TR: エアシリンダ、TJ: ダイヤフラム式シリンダ |
| シリーズ名 | 最大プレス回転数<br />[spm] | エア配管 | 加圧力調整 | 材料アンクランプ<br />(材料挿入時) |
|---|---|---|---|---|
| Rシリーズ | 200 | 必要 | ねじの調整(手動) | - |
| Jシリーズ | 300 | 必要 | ねじの調整(手動) | - |
| Hシリーズ | 1000 | 不要 | 数値設定 | スイッチ |
| A-Aシリーズ | 600 | 不要 | 数値設定 | スイッチ |
| Gシリーズ | 1000 | 不要 | 数値設定 | スイッチ |
| Tシリーズ | 200 | 必要 | ねじの調整(手動) | スイッチ |
Hシリーズ、A-AシリーズおよびGシリーズの製品は、専用エンコーダでプレス機との同期を行います。それ以外のモデルはプレス機からの信号2個で同期を行います。専用エンコーダで同期を行う製品はサーボプレス非対応です。
オプション
多数のオプションをご用意しております。状況に合わせ、組み合わせて使用することができます。各製品とオプションとの適合関係は価格表のページをご覧ください。
リモートボックス: RC6A

メインコントローラとは離れた場所から、一行程、寸動、ロール開閉、Sync Releaseの操作が可能となります。ケーブル長さは3mまたは5mから選択可能です。本ユニットによる一工程の速度は、寸動時の速度のみとなります。安全のため、RC6Aで操作する場合はメインコントローラでの操作は禁止されます。また、プレス機と同期運転の設定中は、RC6Aによる操作はできなくなります。
送り方向切替 : DS6

ロールの回転方向を切り替え可能にします。材料の送りと引っ張りの両方の作業が可能となります。追加の材料切れセンサを接続し、設定によってどちらのセンサを有効にするか切り替えることができます。本ユニットは、メインコントローラの上部に積み上げる形で設置します。
データバンク : MP6

送り長さ、送り角度、リリース条件等の設定を99セット記憶させることができます。金型を変更する度に送り条件を再入力する手間が無くなり、呼び出すことが可能です。また、99セットの一部を連結設定することで、従来の多段送りユニットと同様のプログラム運転が可能です。1段の送り回数は最大99回です。送り方向切替DS6と組み合わせることで、送り方向の逆転も可能です。本ユニットは、メインコントローラの上部に積み上げる形で設置します。
送り完了出力 : FF6

材料を送り終わった時に信号を出力します。他の周辺機器とインターロックが必要な時にも利用できます。操作スイッチおよび外部入力によって、出力の許可/不許可を選択できます。送り中出力 BS6と組み合わせる事により、従来品オプションのフィードマスター(プレスとの交互運転)と同等の運転が可能です。本ユニットは、メインコントローラの上部に積み上げる形で設置します。
送り中出力 : BS6

材料を送っている時に信号を出力します。他の周辺機器とインターロックが必要な場合にも利用できます。送り完了出力 FF6と組み合わせる事により、従来品オプションのフィードマスターと同等のプレスとの交互運転が可能です。本ユニットは、メインコントローラの上部に積み上げる形で設置します。
送り条件計測 : TC6

弊社フィーダの送り角度および、プレス使用回転数の設定値を自動入力するオプションです。あらかじめ、プレス側で送り信号の設定をして頂きます。その後、プレスを予備運転して頂くことにより送り信号が測定されて、弊社コントローラの送り角度 "Feed Angle" および、プレス使用回転数 "spm" を自動計算します(特許出願済)。プレスを振り子や変則モーションで運転する場合に、数値換算して設定することが難しい場合にお奨めします。本ユニットは、メインコントローラの上部に積み上げる形で設置します。
光学式材料切れセンサ

材料切れを検知する光学式センサです。環境に応じてセンサの感度を調整することができます。全機種に装着することができますが、Tシリーズではコイルモード、シングルモード時のみ使用可能です。機種によって取付方法や取付位置が異なります。製品間での互換性はありません。
引っ張り仕様
画像準備中
プレス加工の後工程側にフィーダーを設置し、材料を引っ張ります。ロールマーク等、製品に傷を付けたくない場合や板厚が薄くたわみやすい材料の場合に選択ください。
コントローラオフセット

フィーダの上面中央にコントローラが搭載された機種(J06を除くJ・Rシリーズ)のコントローラをプレス機から遠い側へずらして取り付けします。フィーダ設置時にプレス等と干渉してしまう場合に有効です。
スイングカバー

フィーダのロール部分を覆うカバーです。安全面の向上と、材料の保護に役立ちます。
ウレタンロール

鉄芯にウレタン樹脂を巻き付けたロールです。金属ロールでは潰れてしまう材料への圧痕防止や、滑りやすい材料の送り精度向上に有効です。ただし、化学的耐性や耐久性は標準ロールに劣ります。Hシリーズ、A-Aシリーズはロールリリースストロークが小さいため使用できません。
シリコンロール
鉄芯にシリコン樹脂を巻き付けたロールです。ウレタンロールと比較して、非粘着性、耐熱性、耐薬品性に優れており、フィルム材料、粘着テープ、印刷物などの搬送に適しています。ただし、耐摩耗性はウレタンロールに劣り、滑りやすいという欠点があります。ウレタンロールと同様に、Hシリーズ、A-Aシリーズはロールリリースストロークが小さいため使用できません。
BBCロール

ブラスト処理とブルーイング処理を施したロールです。材料との接触面の摩擦係数が高く、滑りにくい材料の搬送が可能です。ただし、材料に傷が付きやすいという欠点があります。傷が付きやすい材料の場合は、材料の中央部分を避けられるセパレートロールのオプションをお勧めします。
中央クランプロール

A-Aシリーズ専用のオプションです。中央クランプロールを使用することで、標準ロールと比較して取り扱い可能な最小材料幅を最大50mmまで削減できます。ただし、搬送能力が変化するため、詳細はこちらをご確認ください。
セパレートロール

ロールを分割して取り付けることができます。材料の幅に応じて調整が可能です。
エプロンロール

エプロン形状のロールです。材料の送りを安定させるために使用されます。
スライドプレート

材料の送りを補助するスライドプレートです。材料の種類や厚さに応じて選択できます。